2026年10月26日(月)からNHKの夜ドラとして放送される「青の花 器の森」。松井玲奈さん演じる馬場青子が絵付け職人として働く窯元や、焼きものの町ならではの風景が気になった方も多いのではないでしょうか。
物語の舞台は、波佐見焼で知られる長崎県波佐見町です。そして原作で青子と龍生が働く「光容窯」には、実在する窯元がモデルとして存在します。光容窯のモデルになったのは、波佐見町の中尾山にある「光春窯」です。
ここでは、光春窯と作品の関係や場所、波佐見焼とのつながり、ドラマの撮影場所について詳しく見ていきます。
青の花 器の森の窯元モデルは光春窯?

「青の花 器の森」で青子が働く窯元は、物語に欠かせない場所です。単なる職場ではなく、青子と龍生が器づくりを通して互いの感性に触れ、少しずつ距離を縮めていく舞台でもあります。原作だけでなくドラマ版でも「光容窯」という名前で登場しますが、これは実在する窯元の名称ではありません。
光容窯のモデルとなったのが、長崎県波佐見町にある光春窯です。原作者の小玉ユキさんも現地で取材を行っており、作品のリアルな器づくりや職人たちの空気感につながっています。
2026年9月11日には、ドラマ版で光容窯に関わるキャストも発表されました。光容窯の社長・朝長容子役を西田尚美さん、絵付けを担当するベテラン職人・栗原留美役を安藤玉恵さん、若手職人・宇野文哉役を前田拳太郎さんが演じます。ドラマでは青子と龍生だけでなく、窯元で働く職人たちの日常や関係性も描かれそうです。
青の花 器の森の窯元モデルは光春窯
原作「青の花 器の森」に登場する光容窯のモデルは、波佐見焼を手がける実在の窯元「光春窯」です。光春窯は作品の舞台となった波佐見町にあり、青子や龍生が働く環境を描くうえで大きな参考となりました。
作者の小玉ユキさんは波佐見町を取材し、光春窯をはじめ、実際に焼きものづくりに関わる人たちから話を聞いています。
そのため作中では、窯元で働く職人たちの様子や器が完成するまでの工程が細かく描かれています。恋愛だけでなく、ものづくりの現場に説得力が感じられるのは、こうした現地取材が土台になっているためです。
モデルの光春窯はどこにある?
光春窯があるのは、長崎県東彼杵郡波佐見町の中尾山地区です。中尾山は波佐見焼の窯元が集まる地域として知られ、レンガ造りの煙突や細い坂道、焼きものの町らしい風景が残っています。「青の花 器の森」の原作にも、中尾山を思わせる坂道や窯元周辺の景色が数多く描かれています。
実際の町を歩くと、作品の中に登場した風景を連想する場所に出会えるのも魅力です。光春窯だけを目的地にするのではなく、中尾山全体を歩いてみると、青子たちが暮らす世界と現実の波佐見町がどのようにつながっているのかを感じやすいでしょう。
光容窯と光春窯は何が違う?
名前が似ているため混同しやすいですが、「光容窯」は原作やドラマに登場する架空の窯元、「光春窯」はそのモデルとなった実在の窯元です。そのため、光春窯で働いている人たちがそのまま漫画やドラマの登場人物として描かれているわけではありません。
青子や龍生などの人物も、特定の職人をそのまま再現した存在ではなく、物語のキャラクターとして描かれています。
一方で、窯元の空気感や仕事の流れ、波佐見の風景などには実際の取材が生かされています。「すべて実話」という作品ではありませんが、現実のものづくりの世界を土台にしたフィクションと考えると分かりやすいでしょう。
青の花 器の森の窯元モデルと波佐見焼の関係
光春窯がモデルとして重要なのは、建物や景色だけが参考になったからではありません。「青の花 器の森」では、器を作る人々の仕事そのものが物語の中心にあります。波佐見焼は多くの工程をさまざまな職人が分担しながら完成させる文化を持ち、青子もその中で絵付けを担当しています。
一人の作家が最初から最後まで器を作る世界ではなく、多くの人がつないで完成させるものづくりが作品の大切な背景になっています。
青の花 器の森で描かれる波佐見焼とは?
波佐見焼は長崎県波佐見町で約400年にわたって作られてきた陶磁器です。日常で使いやすい器が多く、現代ではシンプルなデザインから色彩豊かなものまで幅広く親しまれています。
「青の花 器の森」で特に印象的なのは、完成した器だけでなく、それを生み出す職人たちの仕事にも焦点が当てられていることです。
生地づくりや成形、絵付け、施釉、焼成など、それぞれの工程に人が関わり、一つの器が完成していきます。青子の絵付けと龍生のろくろという異なる技術が組み合わさっていく物語も、こうした波佐見焼のものづくりと重なっています。
光春窯ではどんな器を作っている?
光春窯では、さまざまな絵付けや釉薬を使った波佐見焼が作られています。ショップ兼工房では色や模様の違う器が並び、「青の花 器の森」に通じる、器に色や表情を加えていく仕事を身近に感じられます。
原作とのつながりで特に知られているのが、作品に登場した器を実際の形にした取り組みです。青子と龍生が手がける器として描かれた「雨粒皿」は、光春窯によって実物として制作されたことがあります。
漫画の中だけに存在していたデザインが本物の波佐見焼になったことで、作品と現実の窯元との深い関係が感じられます。
原作の器づくりは実際の窯元を取材している?
原作者の小玉ユキさんは、波佐見町を訪れて焼きものづくりについて詳しく取材しています。光春窯だけでなく、実際に陶磁器づくりに関わる人たちの協力を受けながら、作業の様子や工程を作品に取り入れてきました。
分からない作業について、現地から絵付けの動画を送ってもらい、それを参考に描いたことも明かされています。作中の職人仕事が具体的に描かれている背景には、実際の波佐見焼の現場への丁寧な取材があります。
器が完成するまでに多くの人が関わる様子も、波佐見という町のものづくりを知るうえで大きな見どころです。
青の花 器の森の光春窯は見学できる?
「青の花 器の森」をきっかけに、モデルとなった光春窯や波佐見町を実際に訪れてみたいと思う方もいるでしょう。中尾山は窯元やギャラリーが点在し、作品の世界と波佐見焼の文化を一緒に楽しめる地域です。ただし、窯元は観光施設であると同時に仕事の現場でもあります。
訪問する際は最新の営業情報を確認し、工房部分へ無断で立ち入らないことが大切です。光春窯公式サイトでも、土曜日や祝日などに休みとなる場合があるため、事前の問い合わせが案内されています。作品への思いを持ちながら、実際の波佐見焼にも触れてみると新たな魅力が見えてきます。
モデルの光春窯を訪れることはできる?
光春窯にはショップ兼工房があり、これまで「青の花 器の森」に関連したイベントの会場にもなっています。作品のファンにとっては、光容窯のモデルとなった場所の空気を実際に感じられるスポットといえるでしょう。ただし、窯元では日々ものづくりが行われています。
2026年9月現在、光春窯の公式サイトでは営業時間を10時から16時、定休日を日曜日ほかと案内しています。土曜日や祝日なども休みとなる場合があるため、訪問前に公式情報を確認したり、事前に問い合わせたりしておくと安心です。
器を手に取ったり、中尾山の景色を眺めたりするだけでも、青子たちが過ごす物語の世界をより身近に感じられそうです。
光春窯周辺で青の花 器の森を楽しめる場所
光春窯のある中尾山には、焼きものの町ならではの景色が残っています。窯元が点在する坂道やレンガ造りの煙突、登り窯跡などは、「青の花 器の森」の舞台である波佐見らしさを感じられる風景です。
原作では実際の中尾山を思わせる場所が描かれており、町を歩くだけでも作品との共通点を見つけられます。
また、波佐見町には陶磁器を扱うショップやギャラリーも多くあります。物語だけでなく実際の器にも興味が湧いた方なら、中尾山周辺をゆっくり巡ることで、作品を違った角度から楽しめるでしょう。
ドラマの窯元ロケ地も光春窯なの?
ドラマ「青の花 器の森」は、大部分を実際の長崎県波佐見町で撮影することが公表されています。そのため、波佐見の町並みや自然、焼きものの文化を感じられる風景が映像にも登場する予定です。
ただし、原作の光容窯のモデルが光春窯だからといって、ドラマ版でも光春窯がそのまま窯元の撮影場所になっているとは限りません。
2026年9月14日時点では、光容窯の具体的なロケ地が光春窯であるという公式発表は確認できません。最新の発表でも、ドラマの大部分を波佐見町で撮影していることは明らかになっていますが、窯元の撮影場所までは公表されていません。
「原作の窯元モデルが光春窯であること」と「ドラマのロケ地であること」は分けて考える必要があります。放送開始後、建物や周辺風景などから新たな情報が明らかになる可能性もありそうです。
あわせて読みたい
まとめ
- 「青の花 器の森」の光容窯のモデルは、波佐見町の光春窯です。
- 光春窯は窯元が集まる長崎県波佐見町の中尾山にあります。
- 光容窯は作品内の名称、光春窯は実在する窯元です。
- 原作者の小玉ユキさんは光春窯など波佐見の現場を詳しく取材しています。
- 青子の絵付けなど、作中の仕事には実際の波佐見焼のものづくりが反映されています。
- 作品に登場する「雨粒皿」が光春窯で実物として制作されたこともあります。
- ドラマは2026年10月26日(月)からNHK総合で放送されます。
- ドラマ版の光容窯では、西田尚美さん、安藤玉恵さん、前田拳太郎さんらが職人や社長を演じます。
- 光春窯周辺の中尾山には、作品を思わせる焼きものの町の風景が残っています。
- ドラマは波佐見町で撮影されていますが、光春窯が光容窯のロケ地かどうかは2026年9月14日時点では未確定です。
「青の花 器の森」は、青子と龍生の恋愛だけでなく、実在する波佐見の町や職人たちの仕事が作品の世界を支えています。光春窯と光容窯の関係を知ってからドラマを見ると、器づくりの場面や波佐見の風景にも、より深く注目できそうです。
参考情報(記事作成・更新時に確認した主なページ)
- ステラnet「松井玲奈 主演 夜ドラ『青の花 器の森』新キャスト発表」
2026年10月26日から放送開始すること、光容窯の社長・朝長容子役を西田尚美さん、栗原留美役を安藤玉恵さん、宇野文哉役を前田拳太郎さんが演じることなどを確認。 - 波佐見町公式「夜ドラ『青の花 器の森』情報」
松井玲奈さん主演、全32回であることや、ドラマの大部分を長崎県波佐見町で撮影することを確認。 - 長崎県公式観光ポータル「夜ドラ『青の花 器の森』物語の舞台・波佐見町」
波佐見町を舞台にドラマ撮影が行われていることや、波佐見焼の町としての観光情報を確認。 - 光春窯公式「ABOUT」
光春窯が長崎県波佐見町中尾郷にある窯元であること、所在地、営業時間、定休日、窯元の特徴などを確認。 - Hasami Life「『青の花 器の森』と波佐見の町あるき」
青子が働く作中の「光容窯」のモデルが光春窯であることや、中尾山と作品との関係を確認。 - Hasami Life「小玉ユキ先生インタビュー 後編」
光春窯やstudio waniによる取材協力、波佐見焼の分業制、作者が実際の作業を参考にしていること、「雨粒皿」が実際に制作された経緯などを確認。 - Hasami Life「小玉ユキ先生インタビュー 前編」
「青の花 器の森」の舞台として波佐見町が選ばれた背景や、小玉ユキさんが現地取材を行った経緯を確認。 - Hasami Life「『青の花 器の森』のシーンでたどる『波佐見焼ができるまで』」
波佐見焼の分業によるものづくり、絵付けや成形などの工程、作品に描かれる器づくりと実際の波佐見焼との関係を確認。 - Hasami Life「波佐見焼をテーマにした漫画『青の花 器の森』」
作者が光春窯などで職人の仕事を取材したことや、中尾山の町並みが作品に取り入れられていることを確認。 - Hasami Life「『青の花 器の森』×波佐見 周遊スタンプラリー」
光春窯や中尾山をはじめ、作品と波佐見町のつながりや、現地で作品の世界を楽しめる場所について確認。 - 月刊flowers公式「『青の花 器の森』波佐見焼 雨粒皿」
作中に登場する「雨粒皿」が、取材先である光春窯によって実際の波佐見焼として制作されたことを確認。


コメント